90年代、PI=パーソナル・アイデンティティを確立させるツールとして、バイブルサイズの6穴リフィルを活用する本が発売された。

30年近く前の本である。
現在は、パーソナル・アイデンティティという言葉を聞くことは、ほとんどありません。
最近の「働き方改革」の中で、仕事、プライベートの充実を考える上で、PIという考え方は、とても参考になります。
パーソナル・アイデンティティとは
パーソナル・アイデンティティ=PIは、自分自身のライフスタイルはどんなものを目指して行けばよいかという指針である。
自分らしさを知り、ライフスタイルを形成するためにも、PIの確立が必要となるのです。
PIとは、自分のキャリアをどのように作り上げていくかのベースとなるものである。
「真の自分は、これである」がなければ、その場しのぎの生き方となってします。
自信のなさの原因も、突き詰めていけば、「自分」がないだろう。
手帳を活用して、PIを確立することができる。
PIシステムとは
3つのアイデンティティである「本人」ステージ、「仕事」ステージ、「家庭」ステージごとに、以下の3つで構成されている。
- MI(マインド・アイデンティティ)=その人の考え方、あり方、存在意義など精神や心に関わること
- VI(ビジュアル・アイデンティティ)=その人の考え方、あり方、存在意義など精神や心に関わること
- BI(ビヘイビア・アイデンティティ)=見た目、表情、姿勢など視覚的に訴えること
PIシステムプログラムの流れは、以下の3つのプロセスにしたがって、MI、VI、BIをまとめ上げていく。
1.自己発見プログラム
自分自身の今まで行ってきた行動、および自分の考えや理念を見つめ直し、自分自身の現在地を明確にすること
2.自己実現プログラム
明確化した現状の自分自身を踏まえて、次に自分が今後何をやりたい、どういう人生を送りたいか、自分イメージの形成を明確し、それに向けてイキイキとした行動戦略をすること。
3.PI評価プログラム
自分の目標を達成できたときは、自分に対するプレゼントをすること。
各プロセスごとに、リフィル記入例を基に、本の巻末にあるリフィルシートをコピーして使用することで、システム手帳が、PIシステムとなるのです。
’90年当時の私のPIとは
これが私が、20年以上前に書いたPIシステム手帳のリフィルです。

自己実現プログラムで、MIをまとめた結果
「本人ステージ」では、
- 健康第一
- 時間を大切に
- 何に対しても好奇心を持つ
- チャレンジする精神を持つ
- 笑顔を大切にする
「仕事ステージ」では
- 創造性をもった仕事をする
- 企業内起業家をめざす
- 社会に通用する専門スペシャリストをめざす
- プラスアルファー1つの仕事をもつ
「家庭ステージ」では、
- 生活の質を向上する
- 地域活動に参加する
- 家族を大切にする
となりました。
20年前のMIですが、振り返ってみて、恥ずかしいかぎりです。
今でも、大切にしていることがいくつか含まれているますので、このPIプロセスを実施することには意味がある。
まとめ
自分探しをしたい人は、「スーパーPI講座」という本は、とても役にたちます。
日本実業出版社
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アマゾンで、中古品が、165円で販売されているので、手にとってみたらどうでしょうか。