私と「みわたす手帖」の出会いは、2003年のことだった。
「みわたす」とは、1日から120年までの時間の流れをデザインしていくというコンセプトをもとに作られた手帖です。
手帳と手帖の違い
みわたす手帖の「手帖」、普通に「手帳」と違いますね。
意味の違いを辞書で調べると次のようになります。
- 「帳」=(書きこみ用に)紙をとじた冊子。「帳面・帳簿・台帳・通帳・日記帳・電話帳」
- 「帖」=書きつけ用の冊子。帳面。「手帖・画帖」
どちらも紙をとじたもので同じですが、手帖は、当用漢字には含まれていませんので、手帳を使うことが多いのです。
みわたす手帖を手にとってのは、手帖という響きが新鮮だったからです。
みわたす手帖の考え方
2003年に購入したもので、現在のものとは、レイアウトが異なっていますが、考え方は、大きく変わっていないでしょう。
私の使う古しの「みわたす手帖」で説明していきます。
120年(命のサイクル)
- 人生の出来事を、記録するスペースです。
- 誕生、入学、卒業、就職、出会い、結婚、病気など
- 誕生から120年間を俯瞰してみることができます。

12年(太陽のサイクル)
- 12年毎を一つのサイクルとして考えます。
- 学ぶこと、働くこと、暮らしたこと、休んだことなどの経験は関係しあって、現在があります。
- 12年サイクルで振り返ってみます。

1年(地球のサイクル)
- 1年間、この地球上で毎年何をなすべきか、誰と仕事をして、毎年何の技術を磨くかを考える。

1ヶ月(仕事のサイクル)
- 1ヶ月のなすべき予定を書きます。

1週間(共同体のサイクル)
- 1日を6時間単位で区切り、どの時間帯に、どんなチームと、どんな方法で、どのように過ごせばよいかを書きます。

1日(身体のサイクル)
- 1ヶ月、1週間の手帖を見ながら、人に会う約束、細かなスケジュール、天候、体重、食事、飲んだ薬、運動、お金の使い方を詳しく書きます。

おすすめのポイント
120年手帖は、生まれてから、現在までの出来事を整理できて、自分を振りかえることができます。
人の行動、嗜好、価値観などは、過去の出来事、環境などの影響を受けていることが多いことが、この手帖を使うことで、浮き彫りになります。
また、好き嫌い、価値観は、根っこのところで、あまり変化していないこともわかりました。
さらに、12年の手帖で、小学校、中学校、高等学校等、学ぶの区切りや、仕事面での成長を12年ごとに振り返って、それぞれの経験が生かされたり、反対に、振り返りを不十分であることに気付かされた。
おすすめのポイントは、
- 人生を振り返ることことができる。
- 振り返りを元にして、1年、1ヶ月、1週間、1日を計画することができる。
である。
みわたす手帖の入手
文具店では、購入できないので専用サイトで購入できる。
サイトへのリンク>>>みわたす手帖HPへ
2003年の7月に「みわたし手帖」の講習会に参加してきました。
たしか、3000円の講習費だったと記憶してます。
この講習会で使い方を学びましたが、現在、講習会は、行われていません。
まとめ
手帖で人生を振り返るという発想は、とても興味深いものである。
人生120年、限りある人生を、価値のあるものにするためにも、みわたす手帖を使い、120年、12年・・・と、ステージを変えながら、過ごしてみたらどうだろうか。