病院で、初診を受ける時、問診票を書くことがあります。ほとんどの問診票には、入院履歴、持病、薬の情報を書く欄があります。特に、両親、祖父母の付き添いの場合は、結構面倒です。飲んでいる薬の情報は、お薬手帳を見ればいいのですが、ベタベタと貼られているだけで、どれが最新がわかりません。ましてや、入院履歴など当の本人さえ覚えていません。
Notionのデータベース機能を活用して、医療関係の履歴をまとめてみましょう。
医療データの構成
医療関係データは、4つで構成されています。名前、病院などのデータは、リンクさせています。
データ名 | 内容 | |
1 | 家族データ | 家族の生年月日、年齢、血液型など |
2 | 病院データ | 病院名、連絡先、診察券Noなど |
3 | 入院履歴データ | 名前、病名、病院、期間など |
4 | 健診・ワクチンデータ | 健診日、接種日など |
5 | 通院履歴データ | 病気の症状、病院、医療費、診断結果など |
データ詳細
家族データ

家族データは、家族名、血液型、年齢、アレルギー、持病、薬の有無を記入します。薬、持病などの情報を家族ごとの個別ページにまとめます。
項目 | 属性 | 解説 |
名前 | – | 家族の名前 |
血液型 | セレクト | A,B,O,ABからの選択 |
年齢 | floor(dateBetween(now(), prop(“誕生日”), “days”) / 365) | 誕生日のデータより自動計算 |
アレルギー | チェックボック | アレルギーの有無 |
持病 | チェックボック | 持病の有無 |
薬 | チェックボック | 持病の有無 |
個人ページは、名前の「ページとして開く」をクリックする。

個人情報は、薬の情報、持病、アレルギーで構成されます。


項目 | 属性 | 解説 |
薬の名前 | – | 薬の名前 |
容量 | テキスト | 薬の飲む容量 |
効能 | テキスト | 薬の効能 |
用法 | テキスト | 薬の服用方法 |
状態 | セレクト | 服用中、停止、終了を選択 |
ジェネリック | チェックボックス | ジェネリック薬にはチェックを入れる |
病院 | リレーション | 病院データと連携 |
調剤日 | 日付 | 調剤日を記入 |
項目 | 属性 | 解説 |
病名 | – | 病名を記入 |
病院 | リレーション | 病院データと連携 |
いつから | 日付 | 病院に初めて通院した日 |
病院データ

病院データは、病院名、電話、住所、診察券、病院のurlを記入します。診察券は、家族分を一覧表にします。
項目 | 属性 | 解説 |
病院名 | – | 病院名を記入 |
電話 | 電話 | 電話番号 |
住所 | テキスト | 住所名を記入 |
診察券 | テキスト | 診察券番号を記入 |
url | url | 病院のurlを記入 |
入院履歴データ

入院履歴データは、家族名、病名、入院年齢、入院期間、病院名、手術の有無を記入します。病院の問診票で、年齢を問われることが多いので、入院年齢欄を追記しました。
項目 | 属性 | 解説 |
人 | リレーション | 家族名を記入 |
病名 | – | 病名を記入 |
入院年齢 | 数値 | 入院年齢を記入 |
入院期間 | 日付 | 入院期間を記入 |
病院名 | リレーション | 病院データ連携 |
手術歴 | チェックボックス | 手術の有無 |
健診・ワクチンデータ

家族ごと、検診名、期日、病院、評価(問題有無)、費用を記入します。
項目 | 属性 | 解説 |
人 | リレーション | 家族名を入力 |
名前 | テキスト | 健診、ワクチン名を記入 |
期日 | 日付 | 健診、ワクチンを受けた日 |
病院名 | セレクト | 病院名を選択する |
評価 | チェックボックス | OK、NGを記入する |
費用 | 数値 | 費用を記入する |
通院履歴データ

症状、病院名、通院日、通院、薬の有無、治療費、家族名、診断結果を記入します。
項目 | 属性 | 解説 |
症状 | – | 病院にかかる理由 |
病院名 | リレーション | 病院データから病院名を選択 |
通院日 | 日付 | 通院日を記入、通院予定も記入 |
通院 | チェックボックス | 通院したらチェックを入れる |
薬 | チェックボックス | 薬をもらったらチェックを入れる |
治療費 | 数値 | 治療費を記入 |
人 | リレーション | 家族データから選択 |
診断 | テキスト | 診断結果を入力 |
まとめ
家族の医療関係の履歴をNotionでまとめることにより、スムーズに医療を受けられることができるようになりました。入院履歴を聞かれても、現在飲んでいる薬を聞かれても、即答できるようになります。また、病歴を知ることで、日頃の健康管理にも役立てることができます。